楽天ポイントが結構余っていたので、いわゆる初心者向け菌床栽培のパッケージを購入してみようと思い立ったのが11月4日(金)夜。
近くに指導者がいれば子供でもできるんじゃないか?という仮説のもと、今回は娘に栽培させてみたいと思う。きっと儲かるよ!と100回吹き込んでおいたので本人やる気満々。
どうせなら「直売所での出荷」→「販売所得」まで一貫して教えてやろう、と考えている。とはいえ、それはキチンと椎茸が出来てからの話。まずは生産ありき。
森産業の「もりのしいたけ農園」を購入【楽天市場】
通販で買える菌床椎茸栽培キットのパッケージ版は誰でも育てられるだけの仕掛け(栽培手順書・保湿資材など)が付属していること、菌床袋を二重包装してあることなどがあって、どれも総じて高い。
所得を上げるのが目的ならこういった商品はコスパが悪くて論外だけど、「ほぼ失敗しない」という保険的側面を付加価値として確認できることや、今回は教育に重点を置いた買物でもあって、それなら安いんじゃない?と考えている。こどもの教育に数百円捨てたと思えば良い。
数ある菌床セットの中でも、「送料無料」の謳い文句に惹かれ、楽天で定番と思われる菌床栽培セット「もりのしいたけ農園」を購入することにしました。注文したのが土曜日だったので、発送は翌月曜日、火曜日の夜にようやく手に入れることができました。
以下、栽培の経過を記録したいと思います。当然、作業は全て娘にさせます。大人は口と写真撮影だけ。
1.菌床が家に届いた瞬間から急かされる
菌床はこんな箱に入って家まで配達されます。
見たからには開封して中の菌床を取り出したくなります。到着後放置される可能性がグッと下がりますね。さすがドクターモリ。
2.菌床を取りだした
箱から菌床袋を取りだした図。十分に培養されたものを選んで発送していると思うので、以降菌床を購入することがあればこの写真と比較すれば良し悪しを判断できるのではないだろうか。
娘は早く開封したいらしくハサミをチョキチョキさせている。写真を撮って綺麗に記録することが後々大事なんだよ。
3.菌床を袋から取り出す
さあ、窮屈な袋を破る作業だ。
菌床を傷付けないよう丁寧にハサミで縦に切り込みを入れさせて開封します。
菌床を取りだす環境は出来るだけ清潔な場所で。手洗いもしっかりさせた。
菌床は乾燥と高温に弱いので、ストーブなどの近くで作業するのは避けた方が良い。ハサミなんかも熱湯消毒したものを使うと後のカビ発生リスクを下げられるので良い。
4.菌床を水で洗う
開封し取りだした菌床をさっと水道水で洗います。表面のゴミとか茶色い汁を洗い流し、また菌床表層に水分を含ませることができればそれで良いんじゃない?
あまり水を勢いよくかけると、跳ね返った水で服がびしょ濡れになりますので気をつけて。
5.湿度維持のためのビニール袋を被せる
ストーブを焚いていると室内の湿度は下がるため、湿度を維持するための仕掛けを施します。
本当は付属の保湿資材で覆えば良いんだけど、ビニール袋でも十分代替可能です。透明のものを用意すれば、今後の成長を袋越しに観察できます。ただし、袋内部における炭酸ガス濃度の上昇を防ぐため、毎日換気してやる必要があります。
6.栽培スペースに移動・設置
発生に向けての栽培場所は、直射日光に当たらず、温度が低めのところ。夜温15℃前後で昼夜の温度差10℃以上、湿度は60~70%あると良い。
今回はリビングの隣の部屋で設置してある棚に設置しました。ここで毎日水管理をさせて発生を待ちます。
7.とりあえず発生を待つ
発生まで5日程度かかるらしいので、とりあえずは毎日霧吹きだけ忘れないように。子どもなんてすぐ別のものに興味が移るから霧吹き作業を習慣づけさせるまでが勝負。長続きするといいな。